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※このページは2022年6月現在のものです。
| 放送 | 2022年4月5日（火）～ 全9回放送予定 |
| 話数 | 全9話 |
| 制作 | サンライズ・MBS |
| 声優 | 三日月・オーガス：河西健吾 オルガ・イツカ：細谷佳正 ビスケット・グリフォン：花江夏樹 ユージン・セブンスターク：梅原裕一郎 昭弘・アルトランド：内匠靖明 ノルバ・シノ：村田太志 タカキ・ウノ：天﨑滉平 ライド・マッス：田村睦心 ヤマギ・ギルマトン：斉藤壮馬 クーデリア・藍那・バーンスタイン：寺崎裕香 アトラ・ミクスタ：金元寿子 マクギリス・ファリド：櫻井孝宏 ガエリオ・ボードウィン：松風雅也 |
ストーリー
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 特別編』（全9回）が
2022年4月5日（火）よりMBS・TOKYO MX・BS11にて順次放送開始決定！
本作では、全カット新作のオープニング映像もご覧いただけます。
オープニングテーマは、第1期第1クールのオープニングテーマを担当した
MAN WITH A MISSIONが本作のために書き下ろした新曲「Blaze」に決定！
特別編に相応しい新たなオープニングにぜひご期待ください。
また本作は、主人公、三日月・オーガスが所属する「鉄華団」の活躍を主軸に
TVアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』（全50話）の
一部エピソードを全9回に再編集したダイジェスト版。
みどころ！
泥沼の戦争、殴り合う戦争という言葉が似合うガンダム作品です。基本的なガンダム作品は、戦争と言う構図や現在世界で抱える問題がテーマに組み込まれていたりしてロボットアニメではなく戦争の中のヒューマンドラマ的な位置付けであると思います。2000年代のガンダムのTV作品はビーム兵器や最新兵器（ガンダムは無論空想の兵器で最新ではありますが）を駆使してスピード感やスパッと切り裂く。スマートな戦いが多かったように思います。しかし、鉄血のオルフェンズは火星に住むお金の為に傭兵として雇われているような少年兵達の泥沼の戦争を描いており、ガンダムの戦闘でもビーム兵器はもちろん登場しますが、どちらかといえば鈍器で殴り合う戦いが、心に響きます。また、戦争をテーマにしたアニメなので登場人物の死は所々にあるのですが、オルフェンズは戦闘中以外にも人が簡単に死んでしまったりして、ガンダム作品の中でも心が締め付けられるシーンが多く、戦争や人の死。生き方について考えさせられる作品です。死亡フラグなんて言葉がありますが、死亡フラグ立っていないように見えるキャラクターが簡単に居なくなってしまったりと、展開に目が離せない事間違いないでしょう。特別編はその総集編だと思われますが、今までガンダムをただのロボットが出るアニメだと思っている人に是非見てほしいと思います。
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第1話
【☆アニメ動画視聴感想☆】
このアニメって本当に厳しいくらいに現実が突きつけられるアニメですよね。鉄華団が結成されれば、オルガがこの現状をなんとかしてくれるって分かっているから、安心してみていられるけれども、やっぱり子供という弱い立場を利用しているあのおじさんはやっぱり嫌な奴ですね。
やっぱり三日月の強さとバルバドスの機動性の高さはかっこいいですね。ガンダムって結構ビームライフルとか銃撃戦、宇宙戦のイメージが強いけれども、バルバドスは地上でハンマーとか剣で闘う近距離戦なのが本当にアツい。
巨大なロボットが格闘する場面には迫力があるのだが、様々なガンダムという世界観からすると迫力に欠けてしまう部分を感じてしまい、戦い方も独特さを放ちすぎているためにタイトルが同じだけで別の物語に見えてしまう。
やっぱり三日月が最初にモビルスールに乗るシーンは相変わらずかっこいいなって思うし、最初の頃のみんなの扱いはいつ見てもひどいよね。ヒューマンデブリと呼ばれていたオルガ達が、一つの組織として立ち上がるシーンはやっぱかっこよかった。
歴代のガンダムの主人公の中でも三日月オーガスの見た目はごく普通に思えてしまう印象が強く、脇役の方がイケメンに思えてしまう設定には驚かされる物語だなと感じてしまい、独特な作風が魅力となっている所が面白い。
第2話
【☆アニメ動画視聴感想☆】
不利な惑星間協定の元に搾取されて来た火星の経済的独立を勝ち取ること、それが全ての火星の人たちにとっての幸せに繋がると信じているから地球へ行くのだと、クーデリアさんの決意は固く揺るぎなくて、そんな思いは素直に応援したくなるよねと心から共感出来ました。
このままじゃ地球にも行けないし火星にも戻れないし、どちらにしても俺達は木星へ行くしかないんだと、ガンダムのことを見てきていないのにこんなにすんなりストーリーへと没入していけるなんて、もっとここから遡って見ていきたいと、鉄華団の活躍を追ってみたくなりました。
ギャラルホルンとの対決は、やっぱり相手の強さもあって迫力があって面白いです。三日月とバルバトスに注目がいきがちだけど、戦闘員もビスケットのようなサポートも、みんな自分にできることを全力でやっているのがかっこいい。
すべての運命が動き出す鉄華団の結成だけど、きっとこのメンバーたちはのちのちどんな運命になると知っても、きっとみんなで戦う道を選ぶんだろうなって思います。そしてどんどん強化されていくバルバトスは、見ていてやっぱり強くてかっこよかったです。
大人たちが始めてしまう騒動のほとんどの被害を被るのは全くもって騒動とは関わりがない三日月などの子供たちと示している所が、現実世界で起こってしまっている戦争に対するメッセージに思えてしまったタイムリーさに驚いた。
第3話
【☆アニメ動画視聴感想☆】
テイワズの傘下に入った鉄華団はクーデリアの護衛任務を継続し、タービンズと共に地球へと出発。オヤジからのお目付け役でお互い上手くやる為にも窓口が必要だと言っていたけれど、メルビートさんが船医であることも考えての人選なんだろうなと感じました。
カッコ良かった仲間を見送る時にカッコ悪い姿ではいたくないですと、例え強がりだとしても貫いた昭弘の姿は凛々しくて、魂がきちんとある場所に戻れる様にと棺を宇宙へ送り出した後に、花火のように弾けたシーンは自由になった表現としてとても素敵な描かれ方だと思いました。
ヒューマンデブリとして別々に売り飛ばされたはずの昭弘の弟が、タカキを襲ったブルワーズという海賊のモビルスーツに乗っていて、きっと人間扱いを1度も受けることなく、ひたすら兄が助けに来てくれると望んでその夢が砕けて絶望になってしまったんだろうなと感じました。
イサリビにテイワズのメンバーを乗せて貰うことになると、現れた女性は先日酔っ払った時にハンカチを差し出してくれたメイビットさんだとは、恥ずかしさも相まってはじめましてと握手するしかなかったオルガが少し照れて少年のように見えました。
ガンダムという世界観だけにファンタジーだなと感じる部分がありつつも、放送されている内容が現実的な戦争のイヤな部分が多くて、見ているとニュースで流れているとある国でのトンデモナイ事態を思い出し心が痛くなる。
第4話
【☆アニメ動画視聴感想☆】
ドルトツーへ入港せよとの命令を受けたフミタンが、深いため息をついていたのも、クーデリアさんからお揃いのネックレスを送られたからで、あの日見た革命の絵が忘れられず罪悪感と使命感の間で揺れ動いていたんだろうなと受け取れました。
ドルドコロニーで起きていることを衛星放送で訴えて、一気に形勢逆転したように見えたけれど、クーデリアさんの中での矛盾はなくなることはなくて、フミタンとの出来事が彼女の心の中で大きな穴になっているんだろうと感じました。
貴方はここで死ぬ必要のない人ですと謎の男性が言っていた通り、クーデリアさんの殺害を目論んでいた組織が放った銃弾を、フミタンは身を挺して守り抜いたけれど、何故こうなってしまったのかは語られることはなくてそれが残念に思いました。
突然現れた謎の男性によって、武器を運ばせたのは貴方の支援者であるノブリスであると告げられたクーデリアさんは、私の家族のようなフミタンを侮辱しないで！と怒りをあらわにしたけれど、フミタンは否定することなくさようならを告げていて、でもそれには理由があるんだろうことが想像できました。
男の人からキスをされたら結婚を考えるべきかしらと、真剣に悩んでいるクーデリアさんが可愛らしいと思えたけれど、手はずは予定通りだとフミタンは誰かからの指示を受けている様子で、その後のトラブルも仕組まれたことなんだろうと腑に落ちました。
第5話
【☆アニメ動画視聴感想☆】
握手をしましょとクーデリアさんが出した手を見て、俺の手はまた汚れてるよと、さらに血で汚れたことを伝えた三日月に対して、自分の手ももう汚れているけれど、この手に誇りを持っていますとの言葉を聞いて笑みを浮かべた三日月は、さらに覚悟を決めたように受け取れました。
いよいよ地球へ突入するその時に三日月だけが間に合わなくて、クーデリアさんと握手して誓いあったのにもう叶わないのかと心が折れそうになったけれど、敵の機体を使って突入に成功して思わずガッツポーズで、これが三日月かと呟きながら三日月が見ていたシーンはとても印象深かったです。
マクマードとノブリスボルドンが繋がっていたと驚くビスケットとオルガだったけれど、対等に商売していくなら今のままでは駄目なんだと覚悟を決めたオルガへ、声を荒らげて反旗を翻したいつもと違うビスケットに驚いてしまいました。
仮面の男はモンターク商会と名乗り、革命成功のあかつきにはノブリスボルドン氏とマクマード・バリストン氏が得るであろうハーフメタル利権に私どもも加えて頂きたいとの条件を提示して来たけれど、腐敗したギャラルホルンを変革したいからだと知るとなるほどなと頷けました。
この島を出たらゆっくり2人で話をしようと、ビスケットの口から発せられた瞬間、ああ完全に死亡フラグが立ってしまったと恐れていたけれど、やっぱりその通りの顛末になってしまって、あの時何を言おうとしていたのかオルガが悔やむ姿は胸に響きました。
第6話
【☆アニメ動画視聴感想☆】
暴走しかけた三日月をあと一歩のところで止めることが出来たのもやっぱりオルガの声だった。まだやり残していることがあるだろうと、火星へ戻ることを鉄華団の次なる目標にしていたのは、やっぱりビスケットの願いを叶える為なんだろうなと胸熱になりました。
議事堂に送り届ける任務を遂行出来たから、ここから先はお前ら全員死ぬなよと、本当に命令として伝えたかった言葉を伝えることが出来たんだろうなと、命令に背いたらもう一回俺が殺す！とは何とも無茶苦茶だけれど彼らしい本音だとも思えました。
最初のあの日から俺はオルガに懸けているよ、迷っていたオルガの背中を押した三日月。1人1人の命はその先の鉄華団の未来の為にあるんだと、誰が死んで誰が生き残っても関係ない、鉄華団が家族なんだとの言葉だけでもうじゅうぶんなんだなと、全員一致の決意から受け取れました。
立ち塞がるやつは全部ぶっ潰す。その言葉通りにギャラルホルンからの宣誓を聞き終わる前に攻め込んで行った三日月だけれど、もう戻る場所はないけれど辿り着く場所があるとオルガの言葉にはビスケットと共にとの思いが伝わって来るようでした。
あの日ビスケットがオルガに伝えようとしていたのは、鉄華団から降りない、帰る時は皆一緒だとの言葉だったんだなと、まさか三日月がビスケットの本音を聞いていたとは、弔いと言いながら戦うことに迷っていたオルガが心の内を漏らしたことで聞くことが出来たんだなとホッとしました。
第7話
【☆アニメ動画視聴感想☆】
まだ鉄華団に入ったばかりの予備隊・ハッシュからしたら、周りが三日月のことを鬼神や悪魔と呼ぶ理由分からないんだろうけれど、呼ぶのにはちゃんと理由があるってことなんだよと、というか人を産廃扱いするなよ！とむかっ腹が立ちました。
また三日月の手を血で汚してしまったと夜空を見つめながら悔やんでいたクーデリアでしたが、鉄華団に入りたいと待ち望んでいる人達の為には、もっと稼いで鉄華団を大きくする必要性は必須でもあって、血が流れない戦いなんてないんだなと痛感しました。
バルバトスに阿頼耶識でつながった三日月は特別なんだと、とどめを刺すことに一切の迷いなく突き進んでいた三日月を見ていたら、二つ名が付くのも納得かつ圧倒的な強さで、容赦のない決断は見方を変えれば優しさであるように思えました。
突然に起こる強襲は現実社会で起こっている悲劇を再現しているのかと思えてしまう事態の展開で、戦争は考えられない時にイヤな考え方を持つ者がヤってしまうのだなと感じさせ、何時起こるかわからない事は恐ろしく常に気を張っていないといけない気がした。
どうせ戻れないなら最短ルートで突き進むだけだと、ビスケットの名が刻まれた墓石に触れながら決意を新たにしたオルガ。これまでもこれからもお前に着いて行くだけだと三日月の意思も固くて、2人なら大丈夫だろうと信じてみたくなりました。
第8話
【☆アニメ動画視聴感想☆】
タカキを守って亡くなったアストンは、お前たちに出会わなければ良かったと告げたあとに、死にたくないと考えるようになってしまったからなと、それだけ2人が大切でかけがえのない存在になっていたんだと切なさが増してしまいました。
既に12人の仲間を失ってしまったのに、それでもガランの言葉を信じて戦い続けるアストンの姿は、戦闘マシーンと化した三日月を見ているようだったけれど、この戦いが終わったら帰れるんだとの言葉を胸に、前進し続けて命果てたその瞬間、胸がえぐられる感覚に陥りました。
自分の名前を覚えてくれていたまかない先生のことを、身を挺して庇ったチャドは、意識不明になったまま3日以上経っていて、ラディーチェはオルガ団長へ連絡を取っていると言っていたけれど、ガランの登場により一気に不安が現実になりそうでした。
この総集編も残すところあと１回の放送になってしまったけど、このアニメは終盤になると、仲間がどんどん名誉の戦死を果たして行ってしまうから、悲しいですね。とくに鉄華団の地球支部は、タカキとアストンの友情がすごく好きだけど、同時に悲しいです。
鉄華団に軍事顧問を頼んだことで不満分子が現れてしまったのか、まかない先生の部屋に置かれていた見慣れない花瓶は爆弾だった点から考えると、内部にもスパイが入り込んでいるんだろう不吉な予感がしてしまいました。
第9話
【☆アニメ動画視聴感想☆】
主人公である三日月とオルガがなくなるっていうのはなんども見ても悲しいけれども、それでも鉄華団がこの世に抗って戦った意味は本当にあったし、革命の乙女の存在も本当に面白かったです。ガンダムシリーズでどの作品が好きかって聞かれたら、迷わずこの作品が一番と答えますね。
歴代のガンダムをそれなりの数見てきた私ですが、ここまで現実的なガンダムは何度見てもこの作品だけな気がしますね。本当に最後までオルガや三日月は戦っていたし、悲しいけれども、本当に綺麗な終わり方だったと思います。
モビルアーマーだから下手に手を出さないようにと助言を受けたけれど、その伝達が届く前にプラントの発掘作業が進んでしまって、モビルスーツと反応が起こり起動と同時に暴れてしまうとは、鉄華団のことを利用する為に手を出させない作戦なのでは？と勘ぐってしまいました。
機動戦士ガンダムというタイトルは同じながらも全く別物の物語に思えてしまうのが、コックピットに乗り込んでいて命懸けのように描いてはいるものの、三日月たちの出で立ちからすると青春という言葉がピッタリに思えてしまう。
自分のことを守って犠牲になったアストンのことを簡単にタカキが忘れられる訳もなくて、それはオルガと三日月がビスケットを思って戦い続けている気持ちと同じなんだろうなと、悲しみの連鎖に胸が痛んでなかなか消え去りませんでした。
