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※このページは2021年4月現在のものです。
放送 | 2021年1月9日(日曜)放送 |
話数 | 全13話 |
制作 | ライデンフィルム |
声優 | 赤血球:榎木淳弥/赤血球:KENN/白血球(好中球):日笠陽子/白血球(好中球):Lynn/白血球(好中球):内山夕実/主細胞:鳴海崇志/血小板:久保ユリカ/ナレーション:津田健次郎 |
ストーリー
毎日せっせと体中に酸素を運ぶ、 新米赤血球。
しかし彼の職場の労働環境は、 徹底的にブラック──!!
飲酒、喫煙、ストレス、睡眠不足……
不健康の総合商社のような世界で、過重労働の末に細胞たちは何を思うのか?
これは、あなたの体の物語──。
みどころ
人間の体内で生きる細胞達を擬人化し、彼らを主役にして巻き起こる体内での物語が楽しめます。可愛いキャラクター、面白い個性的なコミカルなキャラクターがおおく登場する中で、確かな事実に基づいて人間の体内機能を紹介していく展開が勉強となる要素になっています。楽しんだ後には知識も備わって勉強になる作品になることが期待できます。赤血球や血小板を可愛いヒロインキャラクターに設定したデザインはアイデアものでよいです。細胞達が、外部より侵入したウイルス退治を行う際には、バトルパートとして状況を伝えたりして面白いです。新作でも新たな人体の学びや新たなキャラクターとの出会いが楽しめそうです。血小板のキャラクターが可愛いので見どころです。
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第1話『喫煙、細菌、終わりの始まり。』
「僕たちは一体何のために働いているんですか!」
ここは人間の体の中。赤芽球から脱核した赤血球たち達は、明るい雰囲気の職場紹介映像を見た後に研修に向かうが、そこに待っていたのは、何も教わらないまま先輩から無茶振りされる仕事の数々。とまどいながらも体中へ酸素の配達に向かう赤血球(AA2153)だったが、職場紹介映像で見た細胞たちは、過酷な労働によりすっかり変わってしまっていた――
第2話『肝臓、アルコール、誇り。』
「ディープな肝臓の楽しみ方を教えてやるよ」
この職場に新人という概念はない。初出勤にもかかわらず、休みなしで酸素を運んだ赤血球(AA2153)たち。仕事を終え、疲れ果て、座り込んでいたところに、現れたのはベテラン赤血球。「ベテランの勘だが……こんな日は降るぞ」。その言葉の真意を掴めずにいた赤血球(AA2153)に直後降り注いだのは、アルコールのシャワーだった。そして赤血球たちは、仕事のストレス発散の為、肝臓へと足を運ぶのだった――。
第3話『興奮、膨張、虚無。』
「全細胞に告ぐ……これよりこの身体は興奮状態に入ります」
赤血球達は海綿体に血液を満たし、勃起させるという重大なミッションを課せられた。「新たな生命の誕生」という一大ミッションに携われると、やる気に満ち溢れる赤血球(AA2153)。しかし、この体内では一筋縄でいく訳もない。先輩赤血球のいびり、蓄積されたストレスによる勃起率の低下。様々な困難が細胞達の前に立ち塞がる。果たして、赤血球達の奮闘は報われるのか。
第4話『最前線、淋菌、葛藤。』
「……上はわかっちゃいない、現場のことなんて」
性交渉により、体内に淋菌が侵入する。驚異的な増殖スピードを誇る淋菌に対し、戦い続ける白血球達は苦戦を強いられていた。淋菌は勢力を増し、尿道から周辺に進行し、精子達のいる精巣上体に迫ろうとする。これ以上の進行を止めるべく、白血球達は、ついにリンパ節にて総力戦を仕掛けることとなった。一方赤血球達は、尿道へ酸素を届ける危険な仕事を任せられる――。
第5話『過重労働、脱毛、錯乱。』
「異物を排除……異物を排除……」
幾多の苦難を乗り越え、自分の仕事に自信を持てるようになった赤血球(AA2153)。
これからも良い世界を作っていこうと白血球と共に誓い、仕事のやりがいを感じたのも束の間、毛根に炎症が起こる。そこにいたのは、仲間である毛母細胞を襲い、毛根を破壊する、頼れる仕事仲間であるはずのキラーT細胞だった。
第6話『腎臓、尿路結石、涙。』
「何があろうと泣き言は不要、私達は黙って働き続けるんだ!」
仕事にも慣れ始め、合間に軽口を叩きあう余裕も出てきた赤血球(AA2153)と赤血球(AC1677)。二人は仕事中に付着した汚れを洗い流すため、腎臓を訪れることに。腎臓では、血液をろ過する役割を担う糸球体達が、黙々と仕事をこなしていた。そこで若い糸球体から、とある忠告を受ける。「尿管の近くを通るときは気を付けてください……」。その後、赤血球達が尿管のすぐそば、輸出細動脈を訪れると、何かが引っかかる不穏な音が辺りに響いた……。
第7話『カフェイン、誘惑、嫉妬。』
「そのうち来るさ、あいつは俺達と同じ匂いがする」
赤血球(AC1677)が運んだ酸素が、偶然「活性酸素」に変化し、若い一般細胞を老化させてしまう事故が発生する。事故とは言え、一つの細胞を老化させてしまったことに負い目を感じる中、新人赤血球たちの表彰式で赤血球(AA2153)が最優秀新人賞に選ばれる。同期との間についた大きな差を痛感していたところへ、お前の気持ちはよくわかるという先輩赤血球が現れる。先輩赤血球は「元気になれる所」へと、赤血球(AC1677)を誘い出す。
第8話『ふくらはぎ、肺血栓、機転。』
「気づいていないのか、この体は丸二日、睡眠をとっていない」
喫煙やアルコールの量が増えた影響により、にぎわっていた肝臓は活力と華やかさを失っていた。肝細胞たちも明らかに体調が悪く、話を聞くと、脂肪肝により肝臓の機能が弱まっているとのこと。
赤血球(AA2153)が状況に困惑していると、仲間の赤血球から、酸素を運ぶ人数が不足している為、助けてほしいと頼まれる。
かくして赤血球たちはろくに休めぬ中、ふくらはぎの機能が鈍くなり、酸素を運ぶことが困難になっていた深部静脈へと足を運ぶ……。
第9話『異変、水虫、働く意味。』
「白血球さんが僕達の前であんな不安そうな顔するなんて…」
白血球たちがどこにもいない。明らかな異常事態が起きている体内に困惑する白血球(1196)。赤血球(AA2153)は、ますます不健康化が進む体の状況を心配しつつも、酸素を運び続けていた。
そんな中、偶然新人赤血球達の研修に遭遇する。いい機会だからと最近活躍をしている赤血球(AA2153)は、教育係に任命され、新人と共に酸素を運ぶことになった。
だが、後輩たちの分も頑張らなければと気負う赤血球(AA2153)は、休みも取らず働き続けてしまい……。
第10話『胃潰瘍、友情、喪失。』
「命が惜しい奴は遠慮なく帰ってくれ……見ての通りここじゃロクな死に方しねぇぞ」
赤血球たちに緊急招集が掛かる。持てる限りの酸素を持って現場へと向かった赤血球たちの眼前に広がっていたのは、潰瘍を起こし、大きな亀裂ができた胃だった。漿膜(しょうまく)まで穴が空いてしまったら最後、胃がメルトダウンしてしまう。胃酸が噴き出し、いつ命を落としてもおかしくない状況で、赤血球たちは必死に酸素を運ぶ。しかし胃粘膜は次々はがれ、炎症が進行していく。そんな最悪の環境の中、ついに『奴』が現れる。
第11話『自暴自棄、痛風、反乱』
「……僕は……大切にできなかった……」
胃酸の海に落ちていく赤血球(AC1677)のフラッシュバック。友を失ったのは自分のせいだと、赤血球(AA2153)は自暴自棄になっていた。しかしこの身体(せかい)は、ひとりの赤血球が立ち直る猶予など与えてはくれない。
睡眠・運動不足により益々ブラック化の一途をたどる体内に現れたのは、上空を浮遊する、鋭角で無機質な巨大物体。過去に例を見ない、謎の細菌が襲来する——。
第12話『復帰、心臓、終焉。』
「オレたちに休みがあるとしたら、この場所……心臓が止まるときくらいだ」
働くことの意味は未だにわからない。だが、それでも目の前にある「酸素を運ぶ」という仕事を頑張ろうと決心し、懸命に励む赤血球(AA2153)。そんな赤血球の決意に反して、体内環境のブラック化はますます加速してゆく。
血管内ではコレステロールや脂質の塊・プラークが至るところに付着し、崩壊が起こり始めていた。やがてそれは心臓をとりまき、心筋に酸素と栄養を送る“冠動脈”にも及び……。
最終回/第13話『心筋梗塞、蘇生、変化。』
「この体(せかい)は今日限りをもって、死を迎える…!」
体の機能が停止していく。どの細胞も、この絶望的な状況下で諦観する中、唯一赤血球(AA2153)は諦めてはいなかった。ブラックだから、働かされているのか。もう死ぬから働かなくていいのか。幾多もの病気に苛まれ、友を失い、それでも赤血球(AA2153)が導き出した自分なりの答え、そして全細胞達の答えの先にあるものとは——。
『はたらく細胞BLACK』期待の声
2021年1月からスタートする、はたらく細胞BLACKがみたくて今からワクワクしています。体の中のしくみだったりを、分かりやすくまとめてあるので単純にストーリーを楽しむだけでなく、勉強にもなるアニメだと思っています。今回は、毎日せっせと体中に酸素を運ぶ、 新米赤血球に着目して、完全にブラックな労働環境について取り上げているのが面白いなと感じました。大人から子供まで楽しめるアニメになると思うのでいろんな人に紹介してみようと思いました。(20代・女性)
アニメの公式サイトを見たときに、「はたらく細胞」のアニメでは赤血球は女性キャラクターで白血球は男性キャラクターだったのですが、今回の「はたらく細胞BLACK」では性別が全くの逆になっていると知って驚きました。キャラクターデザインは今は赤血球と白血球の2人しか分からないので、他のキャラクターのデザインはどんな風になるのか楽しみです。今作はブラックな労働環境で働くストーリーになっているそうなのですが、一体どういった展開になるのだろうと気になっています。(20代・女性)
スピンオフ作品ながらも職場環境的にはこちらの方が共感できそうなエピソードが多そうな内容となっています。様々な持病をもっている人物の体内との設定ですので、各細胞は過酷なブラック労働環境となっているのが特徴です。不摂生によって免疫が衰えていますので細胞達の和気藹々とした雰囲気は無くひたすら仕事をする様子が描かれます。細胞達もストレスに悩まされるようでギスギスした関係となっていているのが少しリアルに感じるかもしれましせん。不健康な人の体内で何が起こっているのかを反面教師として、健康について参考にして欲しい作品です。(40代・男性)
私たち人間の身体が疲弊しているのと一緒に、細胞たちも頑張りすぎて疲れている様子がアニメになって見られるのでとても楽しみです。細胞の声優陣も名前が知っている人ばかりで、しかもナレーションは津田健次郎さんなので、あの渋い声が過酷な体内環境をあらわすのにとてもピッタリなので、一話一話毎週のクオリティの高さを期待しています。はたらく細胞とはまた違う細胞たちの過酷な場面を見て、私自身も自分の身体を守るために運動などの生活改善を始めるきっかけにしていきたいです。(30代・女性)