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※このページは2022年3月現在のものです。
放送 | 2022年1月9日 – 3月28日 TOKYO MXほか |
話数 | 全12話 |
制作 | 瀾映画 |
声優 | トキ/程小時(チョン・シャオシー):豊永利行 ヒカル/陸光(ルー・グアン):櫻井孝宏 リン/喬苓(チャオ・リン):古賀葵 |
ストーリー
繁華街の一角に佇む「時光写真館」。 そのさびれたドアの奥には、 特殊な能力を持った2人の男がいた――。 写真館を経営するのはトキ(程小時)とヒカル(陸光)。 トキの幼馴染・リン(喬苓)を通じて顧客から舞い込む依頼を遂行すべく、 「撮影者の意識にリンクし、 写真の世界に入ることができる能力」を持つトキと、 「その写真の撮影後12時間の出来事を把握できる能力」を持つヒカルはコンビを組み、 過去を引きずるクライアントからの依頼を解決していく。 『絶対に過去の改変をしてはならない』ルールのもと依頼を遂行していた二人だが、 正義感の強いトキはつい過去に干渉してしまい、 その行動はやがて少しずつ未来を変えていく――。
みどころ!
このアニメはもともとbilibili動画というサイトで配信されたオリジナルアニメーションで、サスペンスやSFといったジャンルの中に深い人間ドラマを組み込んでいるところが見どころとなっています。製作スタッフの中には『秒速5センチメートル』や『君の名は』などに携わった実力派がそろっているため、脚本からキャラクターデザインまで全てがハイクオリティに仕上がっています。登場人物のトキとヒカルは写真と記憶に関わる能力を持っていて、クライアントの心を癒しているのですが、過去には干渉しないというルールを破ってしまったことによって物語が思わぬ方向へと進んでいくところにも注目です。トキの強すぎる正義感によって、二人の関係性がどう動いていくのか、期待が高まります。
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第1話『エマ』
とある街にある「時光写真館」。トキ(程小時)は大家であるリン(喬苓)に借金を返済するため、ヒカル(陸光)とともに特殊な仕事を請け負っていた。
依頼人から預かった写真の中に“ダイブ”し撮影者の精神に乗り移り任務を遂行するのだ。
今回の依頼は大手ゲーム会社「雀徳チュエダーゲーム」の財務データを入手すること。
トキはCFOの助手・エマとなりその機会をうかがう。過酷な残業とパワハラに直面する辛い日々を送っていたエマに、母親から電話が入る。
ヒカルの指示通りに任務をこなすトキだったが、その感情は徐々にエマの心と記憶にリンクしていく。
第2話『秘伝のレシピ』
今回の依頼は人気ラーメンチェーン店の看板メニューのレシピの入手。
依頼人の夏ナツは女社長で、学生時代の親友・林貞リン・ジェンとともに開いた小さなラーメン店「林夏麺館」を長年二人で協力しながら大きくしてきた。
だがある日、厨房担当の林貞が店の看板メニューのレシピを夏に教えないまま店を去ってしまう。
夏は裏切った林貞がその味を売りに新たに独立することを恐れて依頼してきたのだ。
元親友だけあって二人の写真は多いが手がかりは少なく、調査は難航した。
諦めかけるヒカルを前にトキが背中を押し、わずかな望みをかけて残された写真の中に“ダイブ”する。
第3話『必ず負けろ、決して勝つな』
今回の任務は依頼人である陳瀟の高校時代に戻り、当時伝えられなかった言葉を、みんなに伝えること。
陳瀟は高校時代、バスケ部の補欠で校内新聞のカメラマンをしていた。
トキは陳瀟が試合の最後に撮った写真に“ダイブ”する。田舎町にある高校は、校舎拡大のために体育館が取り壊されることに。
だが納得のいかないバスケ部キャプテン・陸鴻斌は試合で好成績を残すことを条件に、バスケ部の存続を学校と掛け合う。
しかし、そんな大事な試合中にトキがカメラのフラッシュをたいてしまったことによりキャプテンはケガをし、補欠であった陳瀟(トキ)が試合に出ることになってしまう。
第4話『告白』
制止するヒカルを無視して突き進んだ結果、トキは負けなければいけない試合に勝ってしまう。
事の重大さに気づき固まるトキだったが、未来を改変するためのルールをヒカルから聞き、安心して本来の任務に戻る。
依頼人である陳瀟チェン・シャオから預かった言葉をキャプテンの陸鴻斌ルー・ホンビン、想いを寄せる劉萌リウ・モン、陳瀟の母親へと伝えていくが、ふと今回の任務が順調に進みすぎていることに違和感を覚える。
そんな時、陳瀟の母親から今日の日付を聞いたトキは、あることに気が付く…。
第5話『告別』
トキは陸鴻斌や劉萌らを地震から救いたい一心で、彼らに今夜地震が起こると訴える。
だが根拠を問い詰められ、仕方なく雑誌で得た情報だとごまかしてしまったせいで、信じてもらえるどころか、近隣の住人からバカにされてしまい誰にも取り合ってもらえない。
諦めきれないトキは、せめて陳瀟の母親だけでも救いたいとヒカルに懇願し、ヒカルもトキを導くことを承諾する。
そして運命の夜8時半を迎え……。
第6話 番外編「手合わせ」
ある日、内気な少年・劉思文は道で上級生に絡まれていたところを、欧陽という少女に救われる。
頼もしい欧陽に一目惚れした劉思文はその場で思わず告白してしまう。
時が経ち、大人になった劉思文は欧陽に結婚してほしいと告げ、その誓言を果たすために欧陽の父に結婚の許しをもらいに行く。
だが、結婚を認めてもらうためには武術の達人である欧陽の父との手合わせで勝たなければいけなかった。
何年も手合わせに挑むも欧陽父の秘技の前に負け続けた劉思文は、ひょんなことから知り合ったリンに、わずかな望みを託すのだった。
第7話『消えた息子』
ある大学のそばにミルクティー店を出した李亮夫妻。店は人気となり連日たくさんの客がやってきていた。
ある暑い日、店は繁盛し、忙しく働く李亮夫妻だったが、息子の豆豆は遊びたい盛り。
忙しく働く母親に遊んでくれとせがむ豆豆に父親の李亮はスマホを渡し、外のテーブルでおとなしく見ているようにうながす。
しばらく時間が経ち、ふと外に目をやるとそこにいるはずの豆豆の姿はなく、スマホだけがテーブルに置かれていた。
豆豆が失踪してから3年、何の手がかりもなかったが、写真の中に入れる人がいるとの噂を聞きつけた李亮は時光写真館を訪れる。
第8話『信念』
その報告のために李亮の元を訪れたリンは、豆豆が失踪した日、豆豆とすれ違っていたことを正直に打ち明けた。
ずっと李亮に伝える勇気がなかったと後悔し自分を責めるリンに李亮は、これまで諦めずに捜し続けたからこそリンの証言を得られたと伝える。
調査を進める中、李亮の携帯から失踪当日に豆豆が撮った写真が見つかりトキは写真の中に“ダイブ”することに。
第9話『逃したシグナル』
今回の依頼はトキ、ヒカル、リンと共に大学生活を送った徐姗姗の過去へ遡り、彼女が聞き逃した言葉の内容を確認すること。
徐姗姗は一緒に大学生活を送った董易という男友達に想いを寄せ、ずっと董易から想いを伝えられる日を待っていたが、共に大学院に進んでからも二人の関係は曖昧なままだった。
そんな中迎えた卒業の日、同級生たちと食事会に行き、二次会のカラオケを出たところで、董易は意を決してある言葉を徐姗姗に伝える。
だが、肝心の徐姗姗は泥酔しており彼の言葉を全く覚えていなかった。
第10話『善意の代償』
徐姗姗の身を案じたヒカルは肖力の元へ行き、連続殺人犯の容疑者の写真を見せてもらうことに。
その頃、警察には容疑者に関する情報が続々と寄せられ、劉旻という男の名前が浮上していた。
一方、時光写真館でヒカルの帰りを待つトキは警察が公開した犯人の写真をネットで見つける。
だが、そこで待ち受けていたのは冷酷な事実だった……。
第11話『罠』
何とか1枚、徐姗姗がSNSに上げた自撮り写真を見つけるも、ヒカルがそこで目にしたのは、仮面の男が徐姗姗に襲いかかる場面だった。
しかもその男が徐姗姗にナイフを振り下ろしたところで、写真の世界との接続が途切れてしまう。
男の正体を暴こうと息巻くトキだったが、ヒカルは写真との接続が途切れたことの意味を語り、その最悪の事態と向き合う覚悟があるのかとトキに問う。
だが、何としても真相を暴きたいトキは心を決め写真へと“ダイブ”するのだった。
写真の中に入るってことは、人のプライベートを覗き見ることだから、きちんと制約があるのはいいよね。