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※このページは2022年3月現在のものです。
放送 | 2022年1月13日 – 3月24日 フジテレビ「+Ultra」ほか2021年9月15日(水)24時~ FODにて先行独占配信 |
話数 | 全11話 |
制作 | サイエンスSARU |
声優 | 悠木碧 櫻井孝宏 早見沙織 玄田哲章 千葉繁 井上喜久子 入野自由 小林由美子 岡本信彦 花江夏樹 村瀬歩 西山宏太朗 檜山修之 木村昴 宮崎遊 水瀬いのり 杉田智和 梶裕貴 |
ストーリー
《祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり 娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす》
平安末期。平家一門は、権力・武力・財力あらゆる面で栄華を極めようとしていた。
亡者が見える目を持つ男・平重盛は、未来(さき)が見える目を持つ琵琶法師の少女・びわに出会い、 「お前たちはじき滅びる」と予言される。
貴族社会から武家社会へ―― 日本が歴史的転換を果たす、激動の15年が幕を開ける。
みどころ!
平家物語のみどころはズバリ、アニメーション全体に流れる雰囲気だと思います。平家物語が「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」で始まるのは有名ですが、その無情感や一時の美しさ、儚さなどの雰囲気がどのように表現されていくのかに注目です。特徴的な風合いのキャラクターや美しい四季の風景など、丁寧に描かれた作画もそうした雰囲気を醸し出しています。また、もうひとつ注目したいのは豪華なキャスト陣です。悠木碧さんや櫻井孝宏さんなど、今をときめく実力派声優たちが平安という遠い時代の物語をどのように演じるのかとても楽しみです。古典作品として有名な原作が、令和のアニメーションとしてどのように描かれるか、演じられていくかに注目してみても面白いかもしれません。
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第1話『平家にあらざれば人にあらず』
平安末期の京都。平家一門は、権力・武力・財力、あらゆる面で栄華を極めようとしていた。
天皇をもしのぐ勢いで野心を募らせる父・平清盛を危うく感じる長男の重盛はある夜、邸内で琵琶法師の少女・びわと出会い、平家の滅亡を予言される。
重盛とびわには、ともに見えないものが見える「目」を持つという共通点があった。
第2話『娑婆の栄華は夢のゆめ』
資盛が天皇の摂政に無礼を働いて制裁を受け、それに清盛が報復したことで、平家に対する批判が噴出する。
重盛は資盛を伊勢に謹慎させ、自身も職を辞することで少しでも批判を治めようとするが、それがおもしろくない清盛。
そんな中、徳子が後白河法皇の息子・高倉天皇に入内することが決まる。
第3話
第4話『無文の沙汰』
待望の御子を授かったにもかかわらず、病床に臥せってしまった徳子。
見舞いにきた重盛が片目で周囲を見ると、密議の陰謀で処分された者たちの怨霊が蠢いていた。
恩赦によって流罪になった者たちが解放され、徳子の息子が無事産まれるが、平家の立場はいっそう難しいものとなっていた。
第5話『橋合戦』
重盛の死を受け、「未来が見えても変えることはできない」と嘆くびわ。
その左目は、いつの間にか重盛の目と同じ色になっていた。
重盛に代わり弟の宗盛が平家の頭領になるが、後白河法皇は平家の勢力を削ごうと動き始める。
これに反発した清盛は、三種の神器とともに幼い安徳天皇の即位を急ぐ。
第6話『都遷り』
平家への風当たりが強まるなか、京からの遷都が決まり、慌ただしく引っ越しの準備をする資盛・清経・びわ。
たどり着いた福原の海岸で、兄弟たちはいとこ違いの敦盛と出会う。
月を見ながら笛を吹き、束の間の交流を楽しむびわたちだったが、清盛の邸では物の怪による変事が相次いでいた。
第7話『清盛、死す』
源頼朝が、遂に後白河法皇の院宣を受けて挙兵。維盛率いる平家の兵は富士川の戦いであえなく敗走する。
半年とおかず福原から京に戻ってきた平家一門は南都の僧たちからも朝廷からも警戒され、ますます孤立していく。
年が明け、高倉上皇が危篤状態に陥る。清盛は徳子に今後の身の振り方を提案するが……。
第8話『都落ち』
清盛の死を受けて動揺する一門を離れ、母探しの旅に出たびわは、各地で平家と源氏の戦の状況を耳にする。
奮闘する知盛や重衡らを尻目に、頭領の宗盛は京で宴三昧の日々を送っていた。
源氏側につく者が増えるなか、維盛は木曽義仲に大敗を喫し、引き返せないほど精神的に追い詰められていく。
第9話『平家流るる』
京を捨てて西に逃れる平家一門。入れ替わりで源氏の白旗がはためく京に戻ってきたびわは、静御前らとともに丹後をめざす。
後白河法皇が後鳥羽天皇を擁し、かつて重盛に仕えていた者たちも次々と源氏側に寝返っていく。
福原を落ち、大宰府からも拒否され、疲弊しながら歩き続ける一門は、とうとう海まで追いやられる。
第10話『壇ノ浦』
旅のすえに母と再会したびわは、改めて自分も平家の行く末を見守り、祈り続けることを決意し一門に戻る。
しかし、清経の入水に続き敦盛が一ノ谷の戦いで戦死、捕らえられた重衡は鎌倉に送られ、平家はひとりまたひとりと欠けてゆくのだった。
苦しみに耐えかねた維盛は出家を決意し、最後にびわと短い会話をかわす。