Engage Kiss

第3話でとてもこの作品に対する印象が変わりました。初っ端から妹ちゃんが亡くなるシーンは辛かったです。そして家族写真を大事そうにしてるシュウ。家族を失っているのは何となく察していましたが、これはもっと想像よりエグい過去かもしれないと思いました。そして1話でアクションの他にもキスシーンに力を入れていた気がしたので恋愛メインかと思っていましたが、最後の方に明かされていく事実。シュウはクズという設定で実際にクズに見えるが、実は記憶が本当にないという事実。キサラのあの強い力はシュウから代償として記憶を貰うことで発揮されていてシュウの記憶はキサラのモノになっているという事実。アヤノが初デートの服でシュウに会いに行ったのをシュウが覚えていなくてキサラが知っているのは何故なのか気になっていましたが、その謎が解けました。元恋人のアヤノの記憶がキサラのものになっていく、その記憶のアヤノさんはとても可愛くて本当に幸せそうな表情だったのでこれをシュウが覚えていないというのが辛く感じました。悪魔と契約するには代償が必要、その代償として記憶をもらっている。シュウは詳しくは分かっていないが、家族の復讐の為っぽいがその家族すら記憶を渡し忘れそうになる。3話にして作品の雰囲気がガラッと良い方向に変わったように感じました。予告ではクズ男シュウに謎のヤンデレキサラと元カノアヤノが奪い合う恋愛メインかと思っていたら、まだシュウに気があるっぽいアヤノ、そんなアヤノとの日々を忘れていくシュウ、そしてその記憶を持っているキサラ。どんどん事実が判明していくと共にそれによって気になる事も増えて過去に何が起きたのか、これからどうなっていくのか。予想ができない展開になってきていてとても面白い。続きが早く見たくなる展開になってきました。そしてキサラのヤンデレ顔を今週も見られてよかったです。

シュウの妹が悪魔に何かされたようだけどハッキリと教えてくれないのはじれったいですね。悪夢で起きたはずが家族写真にキサラの写真が貼ってあり取れないとか笑えました。シュウ達が住む一帯が停電になった原因が悪魔の仕業だったけど、シュウの家に誰からか情報をくれる者がいたのは怪しいですね。シュウはイモムシ型の悪魔と模様を見て俺の獲物と言ったのが気になるし、キサラに力を貸して貰うのに自分の記憶を渡しているとは自己犠牲をしてでもやりたい事が何なのか気になります。キサラも元恋人の記憶を貰ってしまって後ろめたさがあったのは切ないし、元恋人のアヤノがまだシュウを好きなのも上手くいかなくて切ないですね。

ラブコメに悪魔退治を組み込んだストーリーなのですが、想像以上に裏設定が厳しいのをようやく理解できました。悪魔を使役するのは代償がいるのはありきたりですが、この作品にも適用されているとはびっくりです。シュウとキサラの能力を今回でしっかり把握できました。何やらここから重いストーリーになる予感がして不安を感じます。