Contents
※このページは2021年12月現在のものです。
放送 | 2021年10月~ |
話数 | 全12話 |
制作 | Seven Arcs |
声優 | 矢口八虎:峯田大夢 鮎川龍二:花守ゆみり 高橋世田介:山下大輝 橋田悠:河西健吾 桑名マキ:宮本侑芽 |
ストーリー
成績優秀で世渡り上手な高校2年生・矢口八虎は、悪友たちと遊びながら、毎日を過ごしていた。誰もが思う”リア充”……そんな八虎は、いつも、どこかで虚しかった。ある日、美術室で出会った1枚の絵に、八虎は心を奪われる。「絵は、文字じゃない言語だから」絵を通じてはじめて正直な気持ちを表現できた八虎は、美術のおもしろさに目覚め、衝動のままにスケッチブックへ向かっていく。そして八虎は、ついに進路を固める。「第一志望 東京藝術大学」実質倍率200倍、入学試験まで、あと650日──!国内最難関の美大を目指して青春を燃やす、アート系スポ根物語、開幕!
みどころ!
大賞も受賞している作品のアニメ化でどこまで表現出来るのかも期待出来ます。自分の絵が好評で本気で芸術に向き合う主人公、矢口の志に心が震えてしまいます。芸術や大学を受験する意味や大変さなども話が進むに当たり伝わってきて、納得さえしてしまいます。またテーマが絵という芸術であるため言葉や台詞よりもいかに絵のタッチの表現が大事な作品でもあります。しかも分かりやすく解説のようなストーリーになっているので、抵抗がある人も見やすいのではないでしょうか。絵画を描くための構図や感情方法も描かれていて芸術に対する見方も変わってくること間違いなしです。プロ目線ではなく素人目線での展開、登場人物の感情も隠さず放出されていて作品の中に入り込んでしまいます。
違法サイトを利用してアニメなどを視聴すると、ウイルスに感染する可能性があります!
第1話『絵を描く悦びに目覚めてみた』
夜な夜な友人と渋谷の街に繰り出すヤンキーにして、昼は成績優秀の高校生。矢口八虎はそんな毎日に空虚さを覚えていた。美術部の部室で出会った一枚の絵は、八虎に描くことのワクワクをもたらす。常に感じていた渋谷の「青」が表現出来た時、初めて覚える生きてる実感。「藝大一択?」八虎の眼前に進路は大きく開かれた
第2話『全然焼けてねえ』
顧問の佐伯先生の指導の下、八虎の美術部での日々。夏休みが終わり、デッサン30枚を仕上げた八虎に唖然の部員達。八虎は「天使の絵」の森先輩が、予備校では下から5番目と聞き、衝撃を受ける。年が代わり、森先輩は八虎に「ニケ」の絵を残し、卒業する。八虎は藝大受験を認めない母に、母の日常を描いた絵を差し出すのだった。
第3話『予備校デビュー・オブ・ザ・デッド』
八虎は腐れ縁の女装男子、鮎川龍二と共に予備校「東京美術学院」に入学する。「天才」高橋世田介。「絵描きフェチ」橋田悠。「美術サラブレッド」桑名マキ。彼らを束ねる講師の大葉真由。世田介の画力に舌を巻き、男性に振られた龍二に翻弄される。大葉に言われた「自分の『好き』を見つける」ことに汲々とする八虎だったが…。
第4話『我々はどこへ行くのか』
世田介に、自分が描いた絵を、好きな絵の「上澄みを掬ったよう」と指摘され、凹む八虎に、大葉は「構図」と「視線誘導」の重要性を伝える。浪人生と合同の夏期講習が始まり、温度差に面食らう八虎。最終の公開コンクール、1位になると受からないというジンクスに、トップのマキは落ち込むのだった。そんな中、世田介が予備校を辞めると言い出す。
第5話『課題が見えてもどうしようもねぇ』
11月。予備校は少人数での実戦対応に移行する。モチーフのないイメージ課題に苦闘する八虎。龍二は無理解な父母との確執に悩んでいた。高校の美術室でばったり会った二人は、武蔵美に森先輩を訪ねる。主のいないアトリエで見た「祈り」の絵に天啓を得た八虎は、「天使の絵」と同じF100号にトライする。テーマは「縁」。
第6話『メンブレ半端ないって』
「縁」で掴んだと思えた八虎だったが、その後の作品が「縁」の焼き回しと気付かされ赤面する。予備校を辞めた世田介から突然の電話。年明けの湯島天神で、二人は噛み合わない本音をぶつけ合う。センター試験を終え、1次試験まで40日を切ったこの時期に、大葉の、油画ではなく素描中心の指示。八虎は耳を疑うのだったが…。
第7話『1次試験開始』
1次試験まで1週間。大葉曰く、恐るべき成長を遂げた八虎にただ一つ足りないもの、それは楽しむ力――「自分勝手力」。パティシエの道に進むという友人・恋ヶ窪に誘われた夜、祝ってやらねばならない八虎が、逆に励まされる始末。右腕の蕁麻疹に悩まされながら、迎えた試験当日。世田介がいる。そして日本画会場では、龍二が…。
第8話『脳汁ブシャー』
1次試験の課題は「自画像」。自らの二面性をテーマに挑もうとする八虎。鏡が割れるアクシデントを、ヒントに変えて乗り越えようとするが…。試験を終えた受験生達を、大葉は「息抜き」と称し「骨の博物館」へと誘う。戸惑いながらも楽しもうとする彼らだったが、実はそれすら「課題」の一環だった。発表当日。果たして合格者は?
第9話『さまようナイフ』
1次合格者は、八虎、マキ、橋田、そして世田介。残された5日で「色」を極めねばならない八虎は、画材店で龍二に出会う。「美大には行かない」と龍二。試験も棄権していた。夜の街で女性として働く龍二を、放って置けない八虎だったが…。そして龍二と両親の対立は決定的となる。ホームで龍二は八虎に、「溺れに行かないか?」
第10話『俺たちの青い色』
二人が辿り着いたのは小田原だった。海が見える安宿で、布団を並べ、八虎の問うままに、龍二は語り出す。何故日本画を始め、辞めたか。祖母の存在と、中学時代の友人の一言…。だから「アタシはまだ死ねない」二人で海に沈む夢から覚めた翌朝、館主の心尽くしの朝食の後で、龍二は共にセルフヌードを描くことを提案するのだった。
第11話『2次試験開始』
八虎の2次試験は、眼精疲労の激痛と蕁麻疹と共に始まった。課題は「ヌードモデル」。八虎が導き出したテーマは「裸イコールありのまま」。小田原でのセルフヌードは無駄ではなかった。しかし不調を抱え、作業は遅々として進まない。一日目を終え、大葉は「テーマが平凡」と手厳しい。そして「飛び道具」の使用をアドバイスする。